最近朝晩ちょっと寒いですね、来週から暖かくなるみたいですが寝ている時に体を冷やさない様に気をつけて下さい??
前回までに姿勢は背中の筋肉で無理に伸ばすんじゃなく、お腹のシワを少しだけ伸ばし、みぞおちを開く感じでと書きましたね。
みぞおちというのは凄く大事な所で緊張して固くなると呼吸が浅くなり睡眠の質も下がってイライラしたり内臓の働きにまで影響します。
みぞおちを開くのを少し意識するだけで姿勢だけじゃなく、心と体にとって良いことが沢山あるので座っても立っていても気付いた時はみぞおちを開けて下さいね??
ここから今日のテーマ!
子供の猫背で背骨の異常(側弯症、先天性の内臓疾患)が無いのに中々良くならない場合。
子供であってもストレスは有ります。
そのほとんどが親からによります。
私が見てきた治りにくい猫背の子供達は過保護であることが多いです。
その次が抑えつけ過ぎる親です。
子供というのは温室育ちにしたら伸び伸び育ちません、過保護にするというのはそういう事です。
親は気付かずにしている事が多いんですが子供にとって貴重な経験になるはずの失敗を、させないようにさせないように親が先回りして取り上げたりしています。
そうして親の自己満足で子育てしているうちに子供も温室が普通になってしまい本来の伸び伸びした姿から離れていきます。
そうすると背骨にも本来の勢いがなくなり猫背になってしまいます。
こういう場合は出来るだけ早く親がその事に気付いてもらえるように指導しています。
次に抑えつけ過ぎる親ですがこれは今風に言うと理不尽という言葉がしっくりきます。
子供が悪い事や人に迷惑をかけたりした時に叱るのは全然構いません。
それは子供も分かっているからストレスにはならないです。
悪いのは親の気分で怒り方が変わることです。
子供は昨日はこれしても怒らなかったのに今日はなんで?となります。
そして圧倒的な強さでもって子供の言い分を聞かず怒りっぱなしにしてしまう事です。
その様な理不尽な態度で接すると敏感で優しい子供ほど親の顔色を伺って生活するようになります。
小さな子供にとって親というのは絶対的な存在です。
その親の顔色を伺って生活しないといけない精神状態になっていくとやはり体も萎縮し背骨も丸くなってきます。
親が子供の勢いを奪うというのは過保護も抑えつけも結局一緒の事なんです。
例外なく背骨は精神の影響を常に受けます。
敏感な子供達は尚更です。
もし御自分の子供さんが猫背で気になるという場合まず子供さんより自分の子供に対する接し方を見直してみて下さい。
そういう気持ちを持って接するだけでも子供の心には伝わるので姿勢や体にも良い影響が出てきますよ??