- 触れるということ
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- 2018/03/28
- 整体コラム
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私達整体師は様々な思いの詰まった身体に触れます。
このブログの主旨でもある【心と体は繋がっている】
という視点でみると(体)に触れるということは、(心)にも触れていると思うんです。
特に私達が触れる背骨というのは直訳するとバックボーンですからダイレクトにその方の生き様や感情が反映されます。
二宮進先生の師匠である野口晴哉先生も著書の中で、「レントゲンで写しても切り開いてみても借金も失望も嫉妬も見当たらない、大事なのはそういう事なんだ」と書かれています。凄い的確な言葉でその通りですよね。
私は1日を合唱行気(手の平に気を集める方法)で始め、1日の終わりを脊椎行気(背骨に気を通す方法)で締めくくります。
これは儀式とかではなく自分自身の気が整っていない状態で相手の体に触れても背骨は何も教えてくれないからです。それどころか主観や先入観で操法してしまいかねません。
整体を受けに来られた方の背骨に触れるということはそれぐらいデリケートな事で、奥が深いことです。
偉そうに書いてますが??私自身も試行錯誤しながら触れるという一点をどこまでも深く追求していきたいと思います。